FXで一番大切なことは【資金管理】です。
完璧な手法はありませんが、仮に完璧な手法が存在したとしても、資金管理ができていなければその手法ですらまったく勝てない手法となってしまいます。
この記事では、FXで最も大切で真っ先に習得すべきトレードの資金管理について、具体的に解説していきます。
こんな方におすすめ
- 資金管理の重要性はわかったけど具体的に何をすればいいのか知りたい
- 損失が怖くてなかなかトレードができない
- コツコツドカンで資金を吹き飛ばしたことがある
- 勝率は良いのに何故か資金が増えない
- トレードごとのロット計算がわからない
- ロット計算が難しくて挫折したことがある
資金管理の重要性
なぜ資金管理が重要なのか
結論から言うと、答えは「トレードを継続するため」です。
どんなに優れた手法も、ずさんな資金管理をしていてはたった1回のトレードで全ての資金を失い、再起不能状態になってしまいます。
そうならないために資金をしっかり管理する必要があります。
FXに勝率100%の手法は存在しません。
どんなに優れたトレーダーにも必ず負けトレードはあります。
その負けトレード時にどうやって最小限の損失で抑えるのか、それが資金管理の考え方です。
筆者は占い師ではありませんが、これだけは100%の確率で将来を予言することができます。
世界一のトレーダーも含めたすべてのトレーダーが負けトレードを経験する
その負けトレードがいつ起こるかは誰にもわかりませんが、資金管理方法を学ぶ事でその損失を最小限にすることができるのです。
資金管理を制する者は相場を制す
漫画スラムダンクのセリフに『リバウンドを制する者はゲームを制す』という有名なセリフがあります。
これをFXに置き換えると次のようになります。
資金管理を制する者は相場を制す
徹底した資金管理と資金管理を怠らない強いメンタルがあれば、相場というゲームから退場させられることはまずありません。
退場さえしなければ流れが悪くなっても、また試合を立て直すことが出来ます。
FXという競技の中で資金管理を怠るという行為は、バスケでいえばいつ退場を喰らってもおかしくない程の悪質なファールをしているのと同じです。
ファールをし続けている限りり、遅かれ早かれいつかは一発退場を喰らってしまう定めなのです。
試合に参加できるからこそ勝てるチャンスがある
とても当たり前のことですが、試合に参加していなくては点を取るチャンスは生まれません。
誰もがスーパープレーばかりに目を奪われて、肝心要のディフェンスについては疎かになりがちです。
FXの場合、トレード開始から6ヶ月以内に退場する人が非常に多く、長く試合に参加できている人は必ず資金管理を徹底しています。
当然ですが、FXの勝者はFXの世界に生き残った人の中からしか生まれません。
まずは退場者の一番多い6ヵ月間、資金管理を徹底して何としても試合に参加し続けてください。
練習し続けて試合に出続けていれば、少しずつ確実に技術は上達し、いつか試合に勝ち続けることができる日がやって来ます。
資金管理方法
1トレードあたりの適正ロット計算
【準備】
ロット計算をする前に、まずは次のことを決めておきます。
あらかじめ決めておくこと
- 1トレードあたりの最大許容損失額は口座資金の〇%(○○円)
- エントリーポイント
- 切りポイント(思惑と逆行した場合、どのレートまで行ったらそのエントリーを手仕舞うか)
【計算の手順】
step
1損切になった場合のpips数を計算する
相場が思惑と逆行した場合、どのレートまでいったら損切りするのかを決め、そのレートがエントリーポイントからどれだけ離れているのか、pipsを算定します。
step
2step1の損切が1万通貨の取引だった場合いくらになるか計算する
仮に1万通貨でトレードしていた場合の損切り額がいくらになるのかを計算します。
step
3「許容損失額」を決める
そのトレード許容できる損失額を計算します。
〈例〉資金が10万円で「許容損失額」が2%の場合は2,000円
step
4そのトレードのロッド数を算定する
損切になったときにどのロット数であれば、想定の許容損失額になるのかを計算します。
【具体的な計算例】
条件の準備
- 口座資金:100万円
- 許容損失額:口座資金の2%
- エントリーポイント:100.150(買)
- 損切りポイント:90.950
ロット計算手順
- 100.150-99.950=0.200 ⇒ 20.0pips
- 1万通貨の場合、1pipsの変動は100円(日本円取引の場合)なので
20.0pips × 100円 = 2,000円 - 100万円 × 2% = 2万円
- 2万円 ÷ 2,000円 = 10万通貨
上記の計算の結果、このトレードで損切りになった場合の損失額を口座の2%(2,000円)にするために必要なロット数は10万通貨ということがわかります。
1トレード毎の許容損失額はこうして決める
トレードに不慣れな初心者の場合は、口座資金の1%程度を許容損失額に設定することをオススメします。
ある程度トレードにも慣れ、1トレードあたりのロット計算もパパっと出来るようになったら、基本的な手法(ロジック)を学びながら自分のトレード記録をつけてみましょう。
トレード記録をつけて分析をしてみると、今まで感覚でしか見えなかった部分が視覚化され、色んな対策を打つことが出来るようになります。
例えば、損切りがあまりにも多い場合には、そもそも損切りまでの幅を狭くし過ぎているかもしれません。
この場合、普段使っている時間足よりも上位(長い時間)のローソク足の動きをよく見てから損切りラインを決める等の対策を検討することが出来るかもしれません。
トレード記録をつけて自分だけのオリジナルデータ分析が出来るようになれば、あとは勝率と平均損益額のバランスを見ながら自分のトレードに一番マッチした「1トレードにおける許容損失額」を計算できるようになります。
トレードに慣れてきたら要注意!
最後に1点、少し慣れてきた頃に最大限注意しなければならないことがあります。
それは【必ずトレード毎にロット計算を行うこと】
トレードに慣れてくるとついつい横着をして、自分の感覚で決めた適当なロット数でトレードをしたくなります。
一度適当なトレードの癖がつくと、なかなか計算したロットでのトレードに戻れなくなってしまいます。
- トレード毎にロット計算をする習慣を身に着けて利益を上げ続けるトレーダー
- 自分の感覚でやりたい様に好き勝手トレードするギャンブルトレーダー
どっちになりたいのか、よく考えてください。
それでもギャンブルトレードをしてしまいたくなったら、自分自身にこう問い掛けてみて下さい。
FXするのは何のため?
- ギャンブルトレードを楽しむ
- FXで利益をあげる
はたして自分の目的はどっちだっけ??
まとめ
FXを始めるならまずは資金管理からはじめましょう。
攻め(手法)よりも守り(資金管理)を先に学ぶことで、まずは相場から退場しない術を身に付けてください。
これが理解出来て初めて資金を増やしていくことが出来るのです。
ココがポイント
大切なお金を増やすことよりも先に、しっかりと守ることを考える
内部の守りを固めずに、外部を攻めるのは愚策である
諸葛亮孔明
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