FXの教科書

【FX初心者】必見!トレードに潜むリスクを知り、対処法を知る

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FXを始めるときに初心者がまずつまずくのは「FX用語」、その次に「終わりのない聖杯(手法)探しの旅」です。

でも本当は真っ先に理解しておかなければならないのは下記なんです。

ココに注意

  • リスクについて
  • 資金管理
  • マインド

これは家づくりでいえば土台の部分。

まずは基礎をしっかりしておかないと丈夫な家は建たないように、FXも基礎をしっかり勉強しておかないと大切な資金を守ることはできません。

初心者が恐れるFXの【リスクの正体】

これからFXを始めようとする初心者がまず気にすること、それはFXに対する漠然とした「リスク」ではないでしょうか。

失敗して借金まみれになったらどうしよう・・・

やって見たいけどテレビで借金まみれになった人見たことあるし・・・

その漠然としたリスクを一つずつ具体的に暴いていくことが、安心感へ繋がり利益にも繋がっていくのです。

まずは「リスク」とその対策との関係を正しく知り、恐れを取り除くことがFXを学ぶはじめの一歩となります。

リスクを減らすために学ぶこと

リスクは知らないからこそ「リスクとなり、それが怖いのです。

知ってしまえばあとは淡々と対処していくだけ。(これが一番難しい!!)

具体的には下記①~③を学ぶことで大きなリスクを減らすことができます。

①資金管理

  • どんなに優位性のある手法を取っていても、一回のトレードにおける資金の配分をしっかり計算できなくては長期的に勝ち続けることはできない
  • これがわからないといつまでたっても勝てるようにならず、全財産を溶かすことすらある
  • FX初心者の方は手法探しにハマりがちだが、むしろ手法よりも資金管理の方が重要になってくることを肝に命じるべき

②手法

  • 正直、手法はなんでも良い
  • 重要なのは「優位性」のある取引ができているか否か
  • 勝敗の確率がある一定の勝率以上の取引をすること
  • ボーダーとなる勝率は資金管理をどのように行なっているか等、人によって異なる
  • 実際にトレードをして自分だけの取引データを淡々と集めることによってのみ、自分だけの「優位性」のあるトレードが確率する
  • 金で手法を買うような人に、その手法を使いこなすような技術を得ることは不可能
  • 手法は経験(検証)がすべて、金では買えない

③メンタル

  • めちゃめちゃ重要
  • シンプルなことをいかに継続してやれるかがカギ
  • 誰もができることを誰もできないレベルまで徹底して行うこと
  • FXではメンタルが8割~9割
  • トレードに感情や欲望は無用
  • 欲はFXで最大のリスク
  • 1トレードで一喜一憂しているうちは勝てない
  • トレーダーのメンタルを補うのが資金管理

上記①~③の中で初心者はどこから手をつければ良いのでしょうか。

DFXがオススメする「初心者が失敗しないやり方」は、まず①資金管理から学ぶことです。

もちろんどれも必須であり重要なことではありますが、『②手法』『③メンタル』を先行して学ぶことで必要以上に資金を失ってしまっては、ほとんどの人がまともな思考で淡々と学び続けることは難しくなってしまうでしょう。

中には強制退場(トレードで負けて資金がなくなる)させられてしまう人も少なくないと思います。

①資金管理を学んで資金を守りながら②手法③メンタルを学び、はじめてトレーダーとして勝ち続けることができるようになるのです。

重大なリスクの正体は無知

結局のところ、初心者のみなさんが想像しているリスクの正体は無知なんですね。

今からFXを始めようという方は当然まだよくわからないことだらけのはずですが、むやみに心配する必要はありません。

何故なら必要な知識はこれから学ぶことができるからです。

あとはその知識を基に淡々と確実に実行してこなしていくだけ。

本当にこれだけで勝てるようになります。

リスクをただ恐れるのではなく、正しい対処法(知識)を身につけましょう。

対処できるリスクは、もはや重大なリスクには成り得ない

リスクを減らすための【資金管理】入門

損失を最小限にとどめる資金管理方法をまず初めに学ぶことで、相場への授業料(損失額)を抑えることができるということを忘れないでください。

ここからは資金管理について、次の順序で学んでいきます。

step
1
国内口座と海外口座で異なるリスク

口座選びも資金管理のうち。

日本のFX業者と海外FX業者の根本的な違いと、それがもたらすリスクについて学び、口座選びの際の参考にしましょう。

step
2
FXで多額の借金を負う理由は『追証』

突然おとずれる急激な相場変動に巻き込まれて多額の借金を負わないために、「追証」について学びます。

step
3
FXで失敗する一番の要因はメンタル

メンタルと資金管理の関係性について学びます。

step
4
メンタルと相互補完関係【トレードの資金管理】

トレード時の資金管理がなぜ大切なのかについて学びます。

国内口座と海外口座で異なるリスク

一般的な日本人の感覚だと、国内の会社と海外の会社では圧倒的に国内の会社の方が信頼感が高いと思います。

・・・果たして本当にそうでしょうか?

リスクという観点から見てみると、一概にそうとも言えないどころかイメージとまるで逆の実態が見えてきます。

リスクをメインに考えた場合、国内と海外のFX口座の大きな違いは取引方式最大損失の可能性です。

取引方法の違い

国内FX口座と海外FX口座の取引方式の違いは以下の通りです。

ポイント

  • 国内口座・・・ほとんどの会社がDD(Dealing Desk)方式
  • 海外口座・・・多くがNDD(No Dealing Desk)方式
【DD方式】国内FX口座

DD方式はトレーダーとFX業者の相対取引です。

取引レートは各FX業者が市場のレートを見ながら自由に決めることが出来ます。

つまり、一方的かつ自由にFX業者が提示したレート・条件に応じて売買する取引方法となります。

相対取引なので当然ですが、トレーダーの注文は直接市場へは流れません。

少し大げさな表現ですが、やろうと思えば市場の値動きを見ながらFX業者が意図的にレートを操作することも可能です。(事実、日本で有名な会社グループの某FX業者では、市場のレートと大きく異なるレートで取引することも多く、よくネットで叩かれていました)

FX業者が独自の判断でカバー取引(※)を行うことはありますが、事実としてFXへ参入してくる人の8割以上は6か月以内にすべての資金を失って市場から退場し姿を消します。

つまりどういうことかというと、トレーダーとFX業者との二者間取引(相対取引)では、カバー取引なんてしなくてもほとんどのケースでFX業者がトレーダーの全ての資金を勝ち取ることが出来てしまうのです。

これをノミ行為といいます。

「ノミ行為」の例

  1. A社が本当は持っていない宝くじの「引換券」を販売
  2. ユーザーが「引換券」を購入
  3. 宝くじが外れる
  4. A社は宝くじを購入していないので「引換券」の売り上げ分マルっと儲かる

ちなみにWikipediaによると・・・(下記引用は長いので飛ばしてもOKです)

商品取引員(いわゆる先物会社)が客から商品の売買を委託されたが、取引所で売買せず商品取引員自身が売買の相手方になって、商品取引員が有利なように取引を行なう。その一方で、客には取引所で売買したことにして手数料や証拠金を徴収する(証券会社と有価証券に関する上記と同様の行為もノミ行為という)。

このような業者は、相場が顧客の予想と逆の動きとなった場合は、委託金をそのまま業者の利益とし、一方、予想どおりの動きとなり客に委託金以上の金額を返還しなければならなくなった場合には、その金額を元手に次の取引を勧め、その顧客の予想が外れるまで継続させることにより、結果的にノミ行為を行った業者のみに利益が生ずることとなる。

金融取引

以前は、商品取引同様、証券取引法第129条や金融先物取引法第73条等により、明示的に禁止されていたが、規制緩和の傾向を受けた2004年改正において、投資家の自己責任も意識して、事前の開示を前提とした取次業者(証券会社)の『最良執行義務』が導入されたことにより削除された。即ち、事前に投資家に告知しており、最良執行方針に則っていれば、取次業者が、取引所に出さずに執行しても良い場合がある(いわゆるノミ行為を認める)ということとなった。2007年、証券取引法や金融先物取引法は、金融商品取引法に統合されたが、この方針は継続され採用されている。

出典:Wikipedia

DD方式を採用している国内FX業者は合法的にノミ行為を行っているのですから、当然莫大な利益をあげているので、その分『極小スプレッド』を実現できるのも理解できますよね。

このDD方式では、トレーダーが負ければ負けるほどFX業者が儲かる仕組みになっていて、トレーダーとFX業者は利益相反の関係性にあります。

【NDD方式】海外FX口座

NDD方式は、トレーダーから受けた注文をFX業者がそのまま市場へ流す(仲介する)取引です。

つまりFX業者が意図的にレートを動かせない取引方法になります。

多くの世界で勝っているFXトレーダーが何故DD方式のFX業者を避けているのか、わかりますよね。

副業の延長で投資に興味を持つ一般会社員が多くなったこともあり、国内FX業者の顧客数は増加し続けています。

この為、DD方式を採用している国内のほとんどのFX業者はあからさまな不正は行い難くはなってきていますが、まだまだ合法的にノミ行為を行うことができるということを認識しておいてください。

DFXでは海外のFX業者【XM】をオススメしていますが、その理由の大きな要因の一つがこの取引方法の違いです。

NDD方式ではトレーダーとFX業者はWin-Winの関係性になり、トレーダーが勝ち続けて取引量が多くなれば多くなる程FX業者も儲かるシステムなので、FX業者とトレーダーの利害が一致しているのです。

FXで多額の借金を負う理由は『追証』

もう一つ、FXには絶対に忘れてはいけないリスクがあります。

それは追加証拠金、通称『追証』の存在です。

このサイトをご覧になっている皆さんは、FXについて調べている中で「FXで口座がマイナス数千万円になって破産もできない」という、なんとも恐ろしい情報を見たことがあるでしょうか?

そしてそんな情報を見たらこう結論付ける人もいるでしょう。

やっぱりFXはギャンブルだ。

こんなリスクを負ってまでFXはやりたくない。

でも実は口座に入金した金額以上の損失分については『追証』をチャラにしてくれるFX業者があることをご存じですか?

「ゼロカット」なら損失がでても借金を負わない

実は国内FX業者と海外FX業者(の多く)とでは、万が一相場が急激に大きく変動した際の最大損失額が全く異なります。

口座に入れた以上の金額の損失、つまり借金のリスクがあるのは追加証拠金制度を導入している日本国内のFX業者で取引していた場合です。

FXトレードには強制ロスカットという機能があり、証拠金維持率が決められた割合を下回った場合には強制的にポジションを決済させられることになります。

でも、もしあまりにも急激に相場が変動したために、その強制ロスカットの決済に時間がかかってしまったら・・・

口座の残高はマイナス表示、つまり借金を追うことになります。

国内FX業者の場合は、マイナスになってしまった金額がそのまま借金となりますが、これが海外FXの「ゼロカットシステム」を導入している会社だと、口座の残高がマイナスになってしまった場合でもそのマイナス分はFX業者が負担し、トレーダーは口座に入れた金額以上の借金を被ることはありません。

日本国内で金融庁の認可を受けている国内FX業者はゼロカットシステムを採用することができません

しかし海外のFX業者は日本の金融庁の管轄下にないため、自由にゼロカットシステムを導入することができるのです。

つまりゼロカットシステムのあるFX業者とない業者の最大損失額の可能性の違いをまとめるとこの様になります。

ココがポイント

「ゼロカットシステム」の有無で失う可能性のある最大金額の違い

  • あるFX業者:口座に入金した金額が上限
  • ないFX業者:上限なし

FXで失敗する一番の要因はメンタル

FXで大きく負けないための方法はいたってシンプルです。

リスクを正しく認識し、徹底して常に対策をとること

でもいざやってみると、これがとてつもなく難しいのです。

FXが上手い人とは、「負け方」が上手い人のことです。

どんなに腕を磨いても、自分の思惑と違う方向に相場が逆行することは必ずあります。

トレードが上手い人と下手な人の違いは、思惑と違う方向に相場が逆行した時のマインドの違いにあります。

どんなに手法を学んでも、どんなに資金管理方法を学んでも、それを使いこなす為には損失が生じた時のマインド(メンタル)の管理法がわかっていないと、長い目で見て勝ち続けることは出来ません。

また、よく「メンタル資金管理はどっちが大切か」と議論する人がいますが、この議論に答えはありません。

『ニワトリが先か卵が先か』という話のように、どちらが欠けても成り立ちません

FXで勝てるようになる為には、資金管理メンタルをどっちも学ぶ必要があります。

メンタルと相互補完関係【トレードの資金管理】

メンタルを正常な状態に保つためには、大きな損失を出さないトレードを行う必要があり、大きな損失を出さないトレードをするためには【資金管理】が必須です。

本質的には資金管理さえしっかりできていれば手法は何でも良いと言っても過言ではありません。

トレードの資金管理とは何か簡単に説明すると、相場が自分の思っている方向と逆方向に動いた時にどう対処するかということです。

答えは主に下記2点です。

トレードの資金管理とは

  • 相場が思惑と逆行したときに、どこまで逆行したら損失を確定させるか決めておく
  • その損失額がいくらまでなら許容できるのか決めておく

基本的にはこのたった2つのことをトレード前に決めておくことで資金を守るできます。

具体的な資金管理方法について、今はまだなんのことかチンプンカンプンだと思いますが、資金管理の基本はこれだけです。

この資金管理方法を、徹底的に何があっても必ず守れるメンタルが必要となってきます。

この資金管理ができないとメンタルが崩れ、メンタルが崩れると損失がかさみます。

例えば10万円の資金でトレードをはじめたとして、無計画なトレードで一気に5万円の損失を出してしまったら、その後のトレードは冷静でいられるでしょうか。

きっと焦って取り戻そうと無茶なトレードをするはずです。

常に正常なメンタルでトレードするためにも、1回のトレードで大きな損失を被ることがないようにしっかりと資金管理をしていきましょう。

具体的な資金管理については、下記記事で解説しています。

具体的な資金管理方法はこちら

初心者のためのFX資金管理法【完全版】 - 大負けしないことが何より大事!

続きを見る

リスクを減らすには練習あるのみ

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インプットは最低限、練習あるのみ

FXに限らず何でもそうですが、いくらサイトを見ても本を読んでも上達しません。

もちろん基礎的な知識は机上で学ぶことになりますが、トレードが上手くできるようになる為には練習あるのみです。

イチローのスイングをどれだけ研究しても、やっぱりイチローのような打者になることはできませんよね。

バットの振り方を学んだら、その後は血の滲むようなバッティング練習を継続して初めて『イチロー』が完成されるわけです。

同じようにトレードも知識ばかり追い求めても1円も生まれないのです。

資金管理の基礎をしっかり固めたら、すぐに実際のチャートを使って何度も何度も練習しましょう。

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まとめ

FXにはリスクがつきものです。

とはいえ「そのリスクって何?」という方に向けて、FXに潜むリスクについて解説してみました。

FXの上達には実践あるのみです。

勉強途中で資金が尽きてしまっては、トレードを継続することができなくなってしまいます。

まずは資金管理のリスクをコントロールして資金を守りながら、徐々に経験値をあげていくようにすると、経験値が増えて負けにくくなってきます。

トレード学習を継続するためにも、まずはどんなリスクがあるのかを知り、基礎となる資金管理をしっかりと学び、大負けしない(メンタルを崩さない)トレーダーを目指しましょう。

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